前回のポストでは、要介護者や子供がいることでフルタイムで働けない女性労働者を活用すべきだと書いた。
活用されるべき人材は、介護や子育てがある女性労働者だけじゃなくて、就職氷河期で正社員になれずそのまま非正規雇用を余儀なくされている人や、望んでフリーエージェント的な働きをしている人も含まれている。
そして、こうした人材を活用することが、人材ビジネス市場での新たなビジネスチャンスになる。
正社員として働けない人材をうまく活用するには、基本的な方向性として正社員を減らして複数名のプロフェッショナルでその仕事を分担することになる。
だけど、単純に正社員の仕事を二人や三人のアルバイトに分けるのはただの悪しきワークシェアで、余計貧しい人を増やしてしまうだけだ。
一人の正社員の仕事を複数の機能に分け、それぞれその道のプロフェッショナルに任せる人事システムを作るには、業務設計を変えていく必要があるだろう。
ここに人事の仕組みを作るためのコンサルテーションや、新たな人事システムを可能にするITシステムが必要になってくる。
採用活動では、これまでと違う企業と求職者のマッチングメディアも生まれるだろう。
ビジネスとは言えないが、労働に関連する法律を改訂するための活動も欠かせない。
先日リクルートジョブズとリブセンスの違いとそれぞれの優位性について書いた。
http://www.everydaybizidea.com/2013/01/vs.html
これらの非正規雇用を中心とした人材募集広告メディア企業は、今後こうしたビジネスに舵を切って行くのではないだろうか。
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